モンゴルは雄大な自然環境があり、広大な土地、資源に恵まれている、豊かな国である一方、賃金格差やインフレ、物価の上昇など、さまざまな問題にも直面しています。
そんな中、近年のモンゴル国内の検索ワードとして、<投資><経済的自由><高収入><有利な取引>などの言葉が多く検索されるようになっています。
実はモンゴル国内で犯される犯罪の4件に1件は、オンライン環境での詐欺となっているのです。
ちなみに!!!
2021年の日本における犯罪(認知件数)は56万8,104件、窃盗が全体の48.2%を占め、続いて暴行(13.7%)、傷害(10.0%)、詐欺(5.9%)、横領・遺失物等横領(5.5%)の順となっているそうです。。。(*1参照)
個人的には、これだけ安心、安全な国である日本において、窃盗が最も多い犯罪であるというのに驚きました!(これを書いている私はモンゴル人です!笑)
日本における犯罪ランキング(2021年)
1位 窃盗(48.2%)
2位 暴行(13.7%)
3位 傷害(10.0%)
4位 詐欺(5.9%)
5位 横領・遺失物等横領(5.5%)
モンゴルにおける犯罪(2022年)
1位 オンライン詐欺(88%)
2位以下についての情報は詳しいパーセンテージ/件数が記載なかったのですが、窃盗、暴行・傷害、家庭内DV等がその他に多くの犯罪として挙げられているようです。
モンゴルでのオンラインの詐欺は、具体的にどのような詐欺かというと、お金を増やすことができる、リスクフリーの投資などなどといった甘い言葉を並べ、多くの人を騙し、お金を巻き上げているという事例が多いようです。。
モンゴルが経済状況が不安定な国であるからこそ、そのような弱みにつけこんだ詐欺が横行しているのかもしれません。。。
統計上、35 歳以上の人が被害をうけており、数で言えば、10,300 件の犯罪のうち、88% がオンラインで行われた犯罪となっており、モンゴル国内の警察ももちろんこれに対し対策を講じていますが、多くの国でも同様なオンラインの詐欺が問題になっていることから、国際警察組織も、予防措置を講じています。国にかかわらず、詐欺はあらゆるところにそのリスクがあるため、明日は我が身、という気持ちで是非みなさんもきをつけていただき、正しい情報を見極める能力をつけていくことが重要なのではないでしょうか。
引用・参考文献