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日本にいる外国人日本生活

千葉県における外国人在留者の現状と今後の展望(2023年度)

By 2024年11月8日No Comments

千葉県は、成田国際空港を擁する首都圏近郊の重要な拠点として、多様な外国人を受け入れる地域です。特に、コロナ禍からの回復とともに外国人の在留者数は急増しており、その背景には産業や地域の特性が大きく影響しています。2023年のデータを基に、外国人在留者の現状を詳しく見ていきます。

  1. 外国人在留者数の増加と背景

 

2023年12月末時点で、千葉県には204,091人の外国人在留者がいることがわかりました。これは前年比で21,902人増加し、増加率は12.0%となっています。千葉県の総人口6,272,245人に対する外国人の割合は3.3%に達しており、前年の2.9%から大きく上昇しています。この増加の主な要因としては以下の点が挙げられます。

 

  1. コロナ後の入国規制緩和

2022年後半から入国規制が緩和され、外国人の入国者数が回復しました。

 

  1. 特定技能制度の本格的な運用

2019年から導入された「特定技能」制度の運用が進み、特定分野での人材需要に応じた受け入れが増加しています。

 

  1. 産業の人材需要の拡大

千葉県内の産業、とりわけ製造業や農業、IT業界での人材需要が高まり、それに伴う外国人労働者の受け入れが進みました。

 

  1. 首都圏の生活コストに対する選択

東京と比較して生活コストが低いことも、千葉県への移住を選ぶ外国人にとっての魅力となっています。

 

  1. 地域別の外国人在留者分布

 

外国人在留者の増加は県内各地域において異なり、特に都市部と空港周辺地域で顕著です。

 

外国人数上位5市

  1. 千葉市(35,101人、17.2%)

千葉市は最も多くの外国人が居住する都市で、増加率も12.3%に達しています。特に幕張新都心エリアでは、IT関連企業で働く外国人技術者が多く、国際的なビジネス街としての顔を持っています。

 

  1. 船橋市(21,666人、10.6%)

交通利便性が高く、商業施設で働く外国人が多数居住しています。市内の大型ショッピングモールや駅周辺での雇用が特徴です。

 

  1. 松戸市(20,477人、10.0%)

東京都心へのアクセスが良好で、特に留学生が多く居住しているエリアです。増加率は12.5%と高く、外国人住民が増加している都市です。

 

  1. 市川市(19,903人、9.8%)

都内への通勤圏内として人気があり、教育機関も充実しているため、家族連れの外国人が多く住んでいます。

 

  1. 柏市(12,383人、6.1%)

研究学園都市として知られ、特に教育・研究分野で働く外国人が多いです。増加率は10.0%で、商業・サービス業の就労者も増えています。

 

外国人比率が高い自治体

  1. 富里市(7.3%)

農業を中心とした地域で、特に技能実習生が多く、空港関連産業でも外国人労働者が活躍しています。

 

  1. 成田市(6.3%)

成田空港周辺では観光業やサービス業が盛んで、ホテル業などで外国人の労働者が多く、増加率は21.2%と非常に高いです。

 

  1. 八街市(5.4%)

農業中心の地域で、特に技能実習生が多く、農作業や施設園芸分野で働く外国人が多くを占めています。

 

  1. 国別・在留資格別分析

国別の外国人在留者

  1. 中国(57,904人、28.4%)

千葉県における外国人の中で最も多いのが中国人です。特にIT技術者が多く、永住者の割合も高いです。安定した増加を見せており、家族滞在の増加も目立ちます。

 

  1. ベトナム(32,343人、15.8%)

ベトナムからの外国人は技能実習生が中心ですが、近年は特定技能に移行するケースが増えています。製造業での就労者が多く、増加率は18.1%と非常に高いです。

 

  1. フィリピン(21,919人、10.7%)

永住者や定住者が多く、特に介護分野での就労が目立ちます。増加率は比較的穏やかで、5.4%となっています。

 

在留資格別の特徴

  1. 永住者(58,707人、28.8%)

永住者は安定的な定住層を形成しており、増加率も3.9%と安定しています。家族を伴って定住するケースが多く、定住外国人として地域社会に深く根ざしています。

 

  1. 特定技能(12,302人)

特定技能の外国人労働者は増加しており、特に製造業を中心に需要があります。前年比で69.4%の増加となっており、技能実習生からの移行も進んでいます。

 

  1. 技能実習(20,842人)

技能実習生は主に製造業や農業で活躍しています。増加率は25.1%で、アジア諸国からの受け入れが多いです。

 

  1. 今後の展望と課題

 

期待される変化

– デジタル人材の増加:IT産業の発展により、デジタル人材の需要が高まり、外国人技術者の受け入れが拡大すると予想されます。

– 高度専門人材の集積:研究開発拠点やグローバル企業の進出により、より高度な専門技術を持つ外国人が集まる地域としての成長が期待されます。

– 多文化共生の深化:外国人コミュニティの形成とともに、地域交流や文化理解が進み、多文化共生社会の実現が求められています。

 

課題への対応

– インフラ整備:住居、教育、医療などのインフラ整備が重要です。特に住宅問題や医療アクセスの向上が必要です。

– 就労支援:外国人のスキルアップ支援やキャリア形成支援がますます重要になります。

– 地域活動への参加促進:多文化交流イベントや地域活動の活性化を通じて、外国人と地域社会の融合を進めていく必要があります。

まとめ

 

千葉県の外国人在留者は今後も増加し続けると予想され、産業や地域による多様なニーズに応じた受け入れが進んでいます。特に、永住者や特定技能者の増加が目立ち、地域社会の中で重要な役割を担う存在となりつつあります。

 

参考:https://www.pref.chiba.lg.jp/kokusai/toukeidata/gaikokujinjumin/r0512gaikokujinsu.html

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