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はじめに

日本政府は「留学生30万人計画」を掲げ、多くの外国人材を受け入れてきました。しかし、日本で学んだ留学生の日本企業への就職率は依然として低い水準にとどまっています。本記事では、外国人留学生の就職に関する現状と課題、そして解決策について、最新のデータを基に考察します。

外国人留学生のキャリアパスの現状

外国人留学生には主に以下の進路選択肢があります:

  1. 国内就職:専門知識や技術を活かして「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で日本企業に就職
  2. 国内進学:大学から大学院など、引き続き日本で学業を継続
  3. 帰国:母国に戻り、就職や進学

日本語教育機関の卒業生データを見ると、進学率は2019年時点で76%と高い水準を維持しているものの、緩やかな減少傾向(5年間で約4ポイント減)にあります。一方、就職率は7%(2019年)と低いながらも、上昇傾向(5年間で2ポイント増)にあることがわかります。

日本で学んだ留学生が日本企業に就職することは、企業のグローバル化推進や、深刻化する人材不足の解消につながる可能性があります。それにもかかわらず、なぜ就職率が低いのでしょうか?

外国人留学生が直面する就職の課題

  1. 情報格差の問題

アンケート調査によると、留学生が最も多く挙げる課題は「情報不足」です。具体的には:

  • 留学生用就職情報の充実を望む声が最多(52.5%)
  • 外国人留学生向けの求人が少ない(38.5%)
  • 日本の就職活動の仕組みがわからない(33.8%)

多くの留学生は、日本特有の新卒一括採用システム、就活スケジュール、エントリーシートなどの仕組みに戸惑います。母国とは全く異なる就職活動の流れを理解し、適切なタイミングで準備を始めることが非常に難しいのです。

  1. 言語・コミュニケーションの壁

留学生にとって、学術的な日本語と実務で使われる日本語には大きな差があります:

  • 日本語による適性試験や能力試験への対応が難しい(32.2%)
  • 日本語での面接対応が難しい(25.5%)
  • 企業側からも「日本語能力が不十分」という指摘(38.9%)

ビジネス日本語の習得、特に敬語や業界特有の専門用語の使用は、多くの留学生にとって高いハードルとなっています。また、「空気を読む」といった非言語コミュニケーションの理解も求められます。

  1. 日本企業文化の理解不足

企業側からの視点では:

  • 「日本企業における働き方の理解が不十分」(36.9%)
  • 「業界研究・企業研究が不十分」(17.7%)

日本企業特有の長時間労働、飲み会文化、集団主義的な意思決定、終身雇用制度などの理解が不足していることが指摘されています。これらの文化的要素は、就職活動中のみならず、入社後の定着率にも大きく影響します。

  1. 在留資格の課題

行政手続き面での課題も大きいものです:

  • 「在留資格の変更手続きの簡素化、期間短縮」を望む声(50.7%)
  • 「在留資格の変更の弾力化」への要望(33.9%)

「留学」から「技術・人文知識・国際業務」などの就労ビザへの切り替えには、大学での専攻と就職先での業務内容の関連性が求められるなど、様々な制約があります。また、就職活動のための特定活動ビザ(最長1年)の期限内に就職先を見つける必要があるという時間的制約も存在します。

企業側の課題

留学生の就職を阻む要因は、留学生側だけにあるわけではありません。企業側にも課題があります:

  • 採用・育成コストの負担:入社後の言語サポートや文化適応支援のためのリソース確保
  • ビザ手続きの負担:在留資格変更のための書類作成や手続きのサポート
  • 外国人採用のノウハウ不足:特に中小企業における外国人雇用の経験や知識の不足
  • グローバル人材の活用不足:せっかくの言語能力や国際的視点が十分に活かされない職場環境

効果的な支援策と解決への道筋

これらの課題を解決するためには、留学生・大学・企業・行政が連携した包括的なアプローチが必要です。

  1. 情報提供と早期キャリア教育
  • 留学早期からの就職情報提供:日本の就職活動の特徴、スケジュール、必要な準備について早期から情報提供
  • 大学とハローワークの連携強化:キャリアセンターと公的就職支援機関の連携による留学生向け専門サポート
  • 企業研究・業界研究のサポート:日本特有の業界構造や企業文化の理解促進
  1. 言語・コミュニケーション支援
  • ビジネス日本語教育の強化:ビジネスシーンで必要な日本語スキルの集中トレーニング
  • 面接対策の充実:日本式面接の特徴理解と対策練習
  • 企業側の多言語対応:重要な情報の多言語化や「やさしい日本語」の導入
  1. 文化理解と適応支援
  • 日本の企業文化セミナー:就職前に日本企業の特徴や働き方について理解を深める機会の提供
  • インターンシップの拡充:実際の職場体験を通じた相互理解の促進(31.2%の留学生が望んでいる)
  • メンターシップ制度:先輩留学生や日本人社員によるメンタリング
  1. 制度的支援
  • 在留資格手続きの簡素化:申請手続きのデジタル化と処理期間の短縮
  • 企業向け支援制度の拡充:外国人材採用・定着のためのインセンティブや支援金
  • 産学官連携プラットフォーム:留学生就職促進のための協働体制の構築

成功事例

一部の先進的な取り組みでは、留学生の就職支援に成功しています:

事例1:大学の包括的支援プログラム

ある国立大学では、1年次からのキャリア教育、ビジネス日本語クラス、企業交流会、OB・OG訪問など、段階的な支援プログラムを実施。留学生の就職率が全国平均の2倍以上に向上しました。

事例2:地域連携型就職支援

地方自治体、地元企業、大学が連携し、留学生と中小企業のマッチングイベントを定期開催。地域に定着する外国人材が増加し、企業の国際化にも貢献しています。

事例3:企業の受入れ体制整備

ある製造業大手では、留学生採用専門チームの設置、多言語マニュアルの整備、社内メンター制度の導入などを実施。留学生の定着率が大幅に向上し、海外拠点との連携強化にもつながっています。

まとめ:多様性を活かす社会へ

外国人留学生の就職支援は、単なる労働力確保の問題ではなく、日本社会と企業の国際競争力強化につながる重要な課題です。留学生にとっては、母国語と日本語のバイリンガル能力や国際的な視点は大きな強みです。これらの強みを最大限に活かせる環境を整えることが、真のグローバル人材育成につながります。

日本の少子高齢化が進む中、外国人留学生は貴重な人材資源です。彼らが日本社会で活躍できる環境を整備することは、日本経済の持続的発展にとって不可欠な要素と言えるでしょう。留学生と企業、双方のニーズを満たす仕組みづくりに、今後も社会全体で取り組んでいく必要があります。

参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000779373.pdf

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