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昔から日本語がどの言語系統に分類されているかを決定的に指し示す歴史資料を探り、研究していたが、今までも見つかっていないそうです。単純にアルタイ諸語に分類されているという説が力を持っていたが、決定することが不可能であります。

アルタイとはモンゴル語で「金」を表す言葉で、一言で言えば、遊牧民の使用する言語であり、モンゴル人を筆頭に遊牧民の多くがアルタイ系言語を話している。

そのため、モンゴル語と日本語の文法の構成順番が同じで、モンゴル人にとって多国語と比べると覚えやすい感じもしますが、言葉を覚えただけで日本語が話せる、十分伝わるとは言えないです。

ここで、例としてモンゴル人の力士の話を取り上げようと思います。

モンゴル力士の元旭天鵬(現友綱親方)と元旭鷲山がある日、引退が決定した元旭道山に呼び出されました。そこで「あとは頼んだぞ」と一言だけ言われたそうです。
「何を頼まれたのか、さっぱりわからなかった」と友綱親方は笑いながら当時を振り返っていました。その後、自分が部屋頭になり後輩を引っ張る立場になりようやく意味を理解したのですが、それまでかなりの時間がかかったそうです。

やっぱりこの事例を含めて考えると、その国に行ってわかる味、意味、感情が一番です。

我々が日常から使っているもので、究極に短縮されている言葉があります。それが「よろしくお願いします」であります。これをいきなり英語、モンゴル語で訳せと言われても難しいです。

最低でも前後のニュアンスを考え、誰が、何を、どのようにお願いするのかを明確にしないと、翻訳及び通訳ができない場合があります。

だから、自分が生活する中で経験し、その国のこと、また日本人と関わることでわかるようになる言語力であります。自分が日本語を勉強し、話せるようになって意味をわかっていても、訳せない部分も沢山あります。例えば:

寿司      ご飯と生魚

味噌      味噌とは一体何

天ぷら     揚げた料理

わさび     植物

さしみ     生魚

ラーメン   麺とスープ

こちらこそ、どういたしまして などです。これらの言葉を形、味などをなんとか文章で説明するしかなくて、それでも伝えきれない部分もきっとあるでしょう。

どんな国の言語でもその国の文化や習慣が染み込んでいるから、言語だけじゃなくて、その国のことも詳しく調べて、興味を深ませることが大事です。

日本人ならすぐ理解できる通じる言葉だけど、外国人からすれば想像はできますが、実際に感じたことないからわかりづらいところが文化の深い意味合いだと思います。